井西山に残る水路跡(井出跡)調査(2020年11月18日)
比和町三河内はその昔カンナ流しを行っていました。その水源として井西山の山頂付(標高950m辺り)の西城側の沢から水路をつくり、防地と観音滝へ引いていたと考えられます。
文献が残っていないので、いつ頃どうやって作ったかはわかりませんが、高度な土木工事の技術で作られたことは間違いありません。
今回は比婆山伝説ガイド「ツイハライの会」会員さんの案内で井西山に残る水路跡の調査を行いました。
水路跡の地図は途切れ途切れのGPSデータを元に作った水路のイメージです。
井西山水路跡調査ダイジェスト
水路跡イメージマップ
登山開始(沢沿いに登る)
山道を上がり始めるとすぐそばに石切場跡がある
山道を外れ、沢を渡って谷を登る
登っていると段のある所に出る。
この段が「下の段の水路」跡(今は山道となっている)
この跡を進むが途中倒木で通りにくいにで犬返りの谷に降りて登り直す。
犬返りの谷
犬返りの堰、谷を堰き止め、下の段の水路で引いてきた水と合わせて
犬返りの隧道を通して下の水路へ流している
犬返り、隧道のある岩(堰の上から見た岩)
犬返りの下側、隧道の出口(今は詰まっている)
犬返りの下側、隧道の出口(今は詰まっている)
犬返りの下側、隧道の出口(今は詰まっている)
犬返りの堰の上の谷筋を登り上の段の水路跡へ
犬返りの堰の上の谷筋を登り上の段の水路跡へ
上の段の水路跡へ到着(犬返りの堰の上)
上の段の水路跡
上の段の入水口手前に巨岩の岩場がある
上の段の入水口
鬼の土臼
鬼の土臼
入水口のすぐ上に鬼の土臼がある
鬼の土臼
昔々、悪い子を鬼が臼で挽いて食べていた。とか?
下の段の入水口(石を積んで作ってある)
下の段の入水口
下の段の入水口
入水口から続く水路の石積み
下の段の水路跡を下ると犬返りに着く
堰の石積みの下を通って下の段の水路跡へ
さらに降って行けるところまで行ってみた。
深い堀切があった。
ここを抜けて間も無く本日の終点、森林組合作業現場へ出た。
ここには、下の段の水路につながるため池があった。
ため池の上に上の段の水路跡があった。
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