井西山に残る水路(井出跡)跡調査2(2021年1月17日)
比和町三河内はその昔カンナ流しを行っていました。その水源として井西山の山頂付(標高950m辺り)の西城側の沢から水路をつくり、防地と観音滝へ引いていたと考えられます。
文献が残っていないので、いつ頃どうやって作ったかはわかりませんが、高度な土木工事の技術で作られたことは間違いありません。
水路跡(今回行った終点から峠・鞍部まで)
防地と灰原の峠(鞍部)の様子
今回は防地溜池の上流にある焼御堂溜池の奥から前回調査で終点となった森林組合が伐採している山を目指しました。
写真2の鞍部付近から到着地点写真1方面(写真3)
水路跡の地図はGPSデータを元に作っイメージです。
地図2(前回の地図に今回の水路跡を追加)
水路後ビデオ追加予定
今回行った終点から水路跡を峠まで下っています。
森林組合の伐採現場の裏あたりで谷が崩落、今回の装備では進めないので引き返す
崩落の先に水路跡が確認できた。地図の緑の点線がそのイメージ(写真4)
引き返しながら撮った水路跡の様子(写真5)
引き返しながら撮った水路跡の様子(写真6)
引き返しながら撮った水路跡の様子(写真7)
引き返しながら撮った水路跡の様子(写真8)
引き返しながら撮った水路跡の様子(写真9)
標高830m辺り、ここから尾根を下る(写真10)
上の写真から少し下ると水を右にも左にも引ける場所がある。
この先が観音滝方面(灰原)への峠で少し開けている。
ここからは,三河内方面,灰原方面,防地方面へ水を流せる。
三河内方面へ水を引きやすくするために堀割りがある。(写真11)
峠の頂上(写真12)
左が防地方面。右が灰原(観音滝方面)の谷
正面小山の右奥または左の堀割りの奥から三河内方面へ水が引ける。
堀割り。左奥へ水が引ける。右側が灰原方面への谷(写真13)
小山の奥の堀割り(写真14)
上の堀割りの左にある別の谷へ続く堀割り(写真15)
写真15の奥(写真16)
写真16の左側の谷(写真3)
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