2013年8月23日金曜日

道後山と岩樋山(比婆道後帝釈国定公園)

岩樋山と道後山(右奥が道後山)

道後山は広島県庄原市西城町三坂にあります。広島県と鳥取県の県境に位置した海抜1268.8mの山で山頂には一等三角点があります。
この辺り一帯は昭和38年7月24日に比婆道後帝釈国定公園として指定されました。
標高1080mあたりの月見が丘まで自動車で上がることもできます。

この山は、麓は大きな木の林、中腹は中くらいの高さの木の林、その上が小さい茂みの地帯、山頂が草原地帯とまるで3000m級の高山の縮図のような植物体を持っています。

道後山山頂

■道後山と岩樋山
道後山スキー場の上の月見が丘から登ると最初にあるのが岩樋山です。
岩樋山の先が道後山です。このことを知らないと岩樋山を道後山と勘違いしてしまいます。
左写真は岩樋山。右写真の左の山が岩樋山・右奥の山が道後山



山頂辺りは広大な草原地帯でなだらかに起伏しており、中国地方随一の秀麗な山容を誇っています。

山頂からの眺めはよく中国山地の山ままの尾根が見渡せます。晴天には大山も見えます。






写真は岩樋山からの眺め

岩樋山と道後山を比べたら岩樋山の方が標高も高いし見晴らしもいい、山頂に巨石もあり独特の雰囲気もある。
それなのに道後山の方が有名だ。確かに道後山には1等三角点があるが不思議な感じがする。休憩所の上辺りからイチイの木が山頂を取り囲むように植えられている。
イチイの木(栂の木)は古代神木と考えられており比婆山でも御陵を取り囲むように植えられている。山頂にそれらしき物は無いが山岳信仰と関係があるのだろうか。

岩樋山山頂から峰づたいに築かれた県境の石塁があります。かつては牛の放牧が盛んでその当時の面影をといえるでしょう。まるで小型の万里の長城です。



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